推薦日記

色々なものを推薦するブログ

グラフィック社 シンプル・フォトレッスン

 今日は、書籍の紹介です。

メルカリで家の不用品を売り始めたのですが、初めのころは商品写真をうまく撮れないのが悩みでした。
iPhoneのカメラを使って、どうすればネットショップのようなクリアな写真が撮れるのか悪戦苦闘。特に、色合いが実物と異なってしまって頑張って画像ソフトで修正したものの、別角度で撮った写真と色が違ってしまうことはしょっちゅうでした。自分の手やiPhoneの影が映りこんで不自然になることもよくありました。

書店で偶然出会ったこの本は、そんな悩みを解決してくれたすごい本です。
端的に言えば「自然光」がいかに写真にとって大切かということを学ばせてもらいました。写真をかじったことがある方にとっては基本中の基本、常識なのかもしれませんが、私はとりあえず明るければいいんじゃない?程度の認識しかなかったんです。国民誰もがカメラを持っている今、私のような方は案外多いのではないかと思います。

自然光のすごさ、それは部屋の照明を全部消してから撮影するだけで、上記の悩みのほとんどが解決したほどです。撮影する時間は午前中がベストですが、夕方少しくらい薄暗くなってきてからでもわが家では大丈夫でした。

この他にも、商品の魅力を伝えるための撮り方のコツが、具体例をたくさん出して解説されています。ピアスはこう撮る、スカートはこう撮る、など素人が真似するだけでサマになるようになっています。著者の方は撮影の講師をされているとあって、説明がとてもわかりやすいです。

ちょうど、買取会社に送ってみたけれど値が付かなかった古いブランドバッグがあったので、この本をまねて撮影してみました。
詰め物でふくらませて形をよくして、自分がモデルになりそのバッグを持ってリビングの植木鉢の前でポーズをとって、自然光でタイマー撮影して出品。そうしたらなんと、1万5千円で売れました。0円だったものが価値を取り戻したんです。
慣れない撮影には手間や時間もかかって疲れましたが、これだけでこの本の元は取れたと思っています。
フリマアプリやオークションをなさっている方には、ぜひおすすめしたい一冊です。