後文 稲庭うどん かんざし
私はかなりのうどん食いで、週に４～５回は食卓にうどんが登場します。
うどんと一口に言っても、かなりいろいろなタイプがありますよね。コシの強い讃岐、やわやわの京都風、極太で甘い伊勢うどん、などそれぞれに個性があって、同じ食べ物とは思えないくらいバリエーション豊かです。
普段は丸亀製麺や、お手軽な冷凍うどん、おなじみの1人前ずつパックになっているゆでうどん、イオンブランドの乾麺といった庶民の味を食べているのですが、たまに奮発してご褒美うどんを買うことがあります。
ご褒美クラスはたいてい「稲庭うどん」や「氷見うどん」といった日本海側の伝統的な乾麺。ちゅるちゅるっとした、細くてやわらかくて引きのある独特の食感がたまりません。
ただ、ご存じのとおり高級うどんなので、値段がとてもお高くてなかなか手が出ません。私はふるさと納税の返礼品でもらうことが多いです。
そんなとき、ふとスーパーで見つけたのがこちら。
昔からある商品らしく、ピーコックや東急ストアといった高級路線のスーパーにはわりとよく売っています。かんざしとは、うどんを棒にかけて引き伸ばして干すときに、棒にひっかかっていた曲がった部分のこと。「ふし」ともいいます。
３００グラム５４０円と、普通の乾麺に比べたら４倍ぐらいのお値段（ひ～）ですが、通常の稲庭うどんからすれば半額ほどと、かなりお得です。形が曲がっているだけで、味は同じですし、途中で太さが変わる麺の食感も楽しめてめちゃくちゃ美味しいです。
このかんざしを食べるときは、我が家では釜揚げにすることが多いです。
おすすめのつけダレのレシピはこんな感じ。お子様にも受ける味です。
１．生卵、花かつお、すりごま、ねぎの小口切り、きざみのりを蕎麦猪口に入れる。
２．醤油を２、３周かけて、まぜる。
これにゆでたての麺をまぶしてちょっと冷ましてからいただくと最高です。ぜひお試しあれ。
