検索エンジン DuckDuckGo
インターネット検索といえばGoogleが全人類のデフォルトなのではないかと思われる今日この頃ですが、私はDuckDuckGo（ダックダックゴー）をパソコンでの検索に使っています。DuckDuckGoは、個人情報を蓄積・追跡しないで検索してくれる検索エンジンです。以前まではChromeブラウザとGoogleの組み合わせを使っていましたが、同じく個人情報を収集しないブラウザ「Brave」とDuckDuckGoに変えました。
どうしてわざわざブラウザや検索エンジンを変えるかというと、プライバシーについて忘れないようにするためです。
そもそもGoogleやYahoo！などの検索エンジンは、ユーザーの個人情報を集めて利益に変えるビジネスモデルをとっています。個人情報を蓄積することによって、検索結果や広告表示がパーソナライズされて利便性を高めてくれると同時に、私たちのプライバシーはなくなっていくのです。ただ、日常の体感としてプライバシーがなくなっていることには気が付かないですよね。そこが恐ろしい所です。
Googleに知られているプライバシーとは、氏名・生年月日・住所・性別・電話番号などのアカウント登録情報、Web閲覧履歴、端末情報、Androidならアプリ使用履歴、位置情報、音声アシスタント利用履歴、メールアドレスやメール、Googleカレンダーのスケジュール、GoogleDocsなどの文書や画像といったものです。つまりオフラインからインターネット上までのほぼあらゆる活動になります。人生の記録といっても過言ではないかもしれません。
世界中の人々の人生が、アメリカの１企業に蓄積されていて、何らかの形で他の企業等に提供されて巨額の利益を生んでいる、と考えるとSFかホラーかという感じですが、残念なことにまあまあ現実です。私も便利なGoogleサービスを使いまくっていますので、そういう世界に生きているんだと腹をくくらないといけません。特に購入する商品を検討しているときにインスタグラムやネットで検索することが多いので、私の消費行動の動機や商品選定にはおそらくGoogleに導かれている部分がかなりあるはずです。
これが、ショッピングだけでなく、思想信条や世論形成、投票行動にまで及ぶだろうことは簡単に想像できるし、知っていなくてはいけないことだと思います。
DuckDuckGo は、プライバシーを重視する人におすすめの検索エンジンです。私はある程度個人情報は諦めていますが、上記のような現実を忘れないようにするために、このエンジンを使っています。
